
お客様本位の業務運営に関する方針(6)
6.お客様にふさわしいサービスの提供
当社は、お客様の取引経験、知識、財産の状況、投資方針・取引目的等を把握した上で、お客様に適すると判断した商品サービスを提供・推奨いたします。また、お客様のご意向を踏まえ、長期的な視点にも配慮した適切なフォローアップを継続します。
方針の具体的な内容・取組状況等
- ● お客様にふさわしいサービスの提供
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当社は、お客様の取引目的や財産の状況等に適した提案やサービスの提供を行うために、勧誘方針を定め、適切な勧誘活動の維持に努めています。
当社は、事前にご提供いただくお客様の取引経験、知識等を考慮した上で、お客様の取引目的や取引・対象資産の特性に応じて、商品サービスの提供・推奨等を行います。
お客様に安心して取引を継続していただくために、市場環境や対象資産の状況に変化が生じた場合は、適切に状況報告を行い、必要に応じて対応策や改善策の提案を行います。
なお、当社は、複数の金融商品・サービスをパッケージとした販売・推奨等を行っていません。
- ● お客様との緊密なコミュニケーション
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当社は、お客様に適した商品サービスを提供・推奨するにあたり、お客様の取引目的や財産の状況等を詳細にお聞かせいただくことが必要不可欠であると考えております。
また、当社は、提供する商品サービスの特性上、主として特定投資家である法人のお客様又はそのようなお客様のみを投資家とする不動産関連ファンドからアセット・マネジメント業務を受託しております。このような特定投資家であるお客様は、不動産関連ファンドへの投資に関する知識・経験を有している場合が多く、当社はお客様が投資判断を行うために必要な情報が、タイムリーに提供されていることが最も重要であると考えています。
そのために、ファンド組成時やアセット・マネジメント業務受託時、又は運用期間中において、お客様との間で緊密なコミュニケーションをとって、運用方針等の重要事項についてディスカッションを継続して行い、お客様のニーズや状況その他の事情・背景等について深く理解した上で、お客様の取引目的や財産の状況等に応じた、個々にふさわしい商品サービスの提供につながるよう、適切な業務運営に努めています。
- ● 製販一体・連携によるプロダクトガバナンス
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不動産関連ファンド等の商品設計・組成に携わる担当者(以下「組成担当者」といいます)とお客様とのリレーションを深めて不動産関連ファンド等の勧誘販売を行う担当者(以下「販売担当者」といいます)は、情報共有を行い、連携を図って、お客様の最善の利益を実現するよう、継続して商品設計や業務等の改善に努めています。例えば、個々のファンド商品毎に、投資スキームの複雑さやリスク等の商品特性に応じて、商品設計・組成の段階において検証した情報データ、その前提となる条件や仮説に関する方針・考え方、又は実際に投資・出資を実施したお客様の属性情報、勧誘販売に係る活動記録など、製販全体にわたって取得・分析・検証した資料や情報データを互いに共有し、連携を図って、プロダクトガバナンスの実効性を確保しています。
現時点において、当社では、組成担当者と販売担当者は社内の役職員で構成していますが、販売担当者として外部の第三者(以下「委託販売業者」といいます)に委託する際は、上記の製販一体・連携の方針・考え方を踏まえて、委託販売業者とも同様の情報共有を図り、連携を図って、プロダクトガバナンスの実効性を確保することで、お客様の最善の利益を実現するよう努めます。